未払い・サービス残業代は請求できるt
最近、サービス残業問題で、会社の経営者が逮捕される事件が増えています。
厚生労働省が、サービス残業の指導・調査を強化していますし、従業員が内部告発するケースも増えているからです。
泣き寝入りせずに、勇気を持って請求すれば、未払いの残業代は請求できます。
その額は、過去2年分に遡って請求できますので、かなりの額に上る方もいらっしゃると思います。
多くの方があきらめてしまいますが、戦う気になれば道は開けます。
どこまでが労働時間なのか
サービス残業時間を考えるにあたって、その前提として労働時間にあたる要件を知っておかなければなりません。
労働時間といえるためには、①会社の指揮・命令を受けていること、②労務を提供していることが必要です。
たとえば、会社からの指示で研修を義務付けられたときや、出勤時間より早く来て準備をするように指示を受けた場合は、労働時間にあたります。
終業時間後に、残って後片付けをしてから帰るように指示を受けた場合も労働です。