鼻の後遺障害総説

鼻は、呼吸と嗅覚を司る器官で、外鼻と鼻腔に区分されます。

外鼻は、顔面の中央に突出している三角錘状の部分で、鼻腔は、空気が肺に入るまでに一定の温度と湿度を与える役割を担っています。

等級認定上は、ほぼ自賠責通りですが、労働能力喪失で争いがおきることが多いです。

 

○鼻の後遺障害等級表

鼻の障害としては、等級表に次の障害のみが定められています。

また、別に準用等級が認められていますので、後述します。

<鼻の後遺障害等級>

等級

障害の程度

9級

鼻を欠損し、その機能に著しい障害を残すもの

鼻の欠損障害

1 「鼻の欠損」とは、鼻軟骨部の全部又は大部分の欠損をいいます。

「機能に著しい障害を残すもの」とは、鼻呼吸困難又は嗅覚脱失をいいます。

2 鼻の欠損が鼻軟骨部の全部又は大部分に達しないものであっても、外貌の醜状の程度に達するものであれば、醜状障害として認定されます。

3 鼻の欠損と外貌の醜状は、併合せずに、いずれか上位等級で認定されます。

 

鼻の欠損以外の障害

障害等級表では、鼻の欠損以外で、鼻の機能障害を残すものについては定められていませんが、準用等級が認められています。

<鼻の欠損以外の障害等級表>

12級

・完全な嗅覚脱失
・鼻呼吸困難
・嗅覚の減退

 

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