我が国では、江戸時代からは檀家制度が取られました。
徳川幕府による住民管理政策です。
年貢確保のため住民の移動・所在の管理、犯罪者の状況、キリシタン弾圧政策などに利用されました。
旅行をするにも、お寺のお墨付きが必要な時代でした。
お寺との結び付きがなければ、生活が成り立たなかった時代です。今と比較にならないくらい、お寺の地位が高かったようです。
そのため、菩提寺には各家の貴重な情報が残されている可能性が高いです。
お寺には過去帳や宗門人別帳が残されている可能性があります。
先祖一族の生年・没年、続柄などが記載されています。
過去帳は複製され、一般的に各家や分家などにも残されていましたので、古い家などであれば自宅に保管しているケースもあります。
田舎の本家などがわかれば、一度過去帳の有無を確認するとよいでしょう。