家柄は気にしない

家系図作成を業としている当方が申し上げると、身も蓋もないかもしれません。

しかし、特に年輩の方に多いのですが、自身が由緒ある家柄でありたいと願うようです。

戦国武将や明治維新に何らかの功績があった人に憧れがあるようだと、何とか自身との繋がりを探そうとします。

我々の調査結果に満足がいかず、その後も多くの時間と費用をかけて調査を継続する方もいます。

家系調査で自身のルーツを知り、その後の人生をより良く、ご先祖や周囲の人に感謝して生きられるようになれば良く、家柄などは気にする必要はないと思います。

立派な先祖がいたら誇らしい気持ちになるのは理解できますが、先祖は先祖、自分は自分です。

先祖が著名な方でなくとも、現在のあなたに家系をバトンタッチしてくれたことを、感謝すべきでしょう。

庶民であっても、戦国時代や明治・大正・昭和の戦禍をくぐり抜け、生き抜いてきた事実に変わりはありません。

ご先祖が苦難を乗り越えて生き抜いた事実を自らの力に変えて、子孫たちが前向きに歩めれば、家系調査は成功です。

名字は明治時代から?

一般的な認識として、庶民が名字を名乗るようになったのは明治時代からと言われています。

が、名乗るようになった時代は別として、名字自体は古くから庶民も持っていました。

庶民が名字を持っていたのは、万葉集の時代とも言われており、その頃の名字を古代姓と言います。

ただ実際の名字を持っていても、名乗らなかったようです。というよりも、名乗ることを許されませんでした。

古い家系図や文献などに名字が記載されていることがありますが、先祖代々の名字を大事に受け継いできた形跡が見られます。

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