が、NHKのニュースでは、無届施設が全国で1000件以上はあると報じていました。
なぜ届出をしないのかという点については、人員や設備面で基準を満たせない施設が大半と言われています。
届出をしなくても、きちんとサービスを提供できていたら良いかもしれませんが、無届施設で火災が起こった際に防災設備に不備があったり、中には劣悪なサービスを提供している施設がありました。
無届では、行政が把握できないのです。
ただ、既存の施設に入れない方々の受け皿になっている事実があります。
特養ホームに入れない、施設の数が少ない、費用が高い、といったニーズを解決していくことが、無届施設の減少に寄与するでしょう。
昨今の、有料老人ホームでの虐待事件の問題で、行政の関与を強める狙いからです。
法令違反を見逃さず、施設の雰囲気を掴む取り組みは、重要だと思います。
是非、行ったほうがいい。
ただ、できれば福祉先進国のように事前通知なしに、立ち入り調査を行う方が、実態が把握できるでしょう。
日本で馴染むかどうかは、議論の余地があると思います。