見出しは、実際にあったご相談です。
有料老人ホームに入居する際に、ホームから紹介された身元保証のNPO法人と契約する際に、疑問を持って当方にご相談がありました。
そこのホームは、紹介したNPO法人以外の後見人や身元保証人を認めません。
家族がいない方は、何もかもを任せるしかありません。
これだけでも、どうも怪しいなと気づくはずです。
後見人や身元保証人は、入居者が任意に選べるのが原則です。
が、それを認めない。
しかも、そのNPO法人から送られてきた契約書は、ほぼ白紙委任状とも言えるものでした。
ざっくりいえば、全てを委任する、財産処分や死後事務も何もかもを、です。
財産を全て取られても、文句を言えない内容でした。
NPO法人は志の高い法人もありますが、NPO法人格を隠れ蓑にして怪しい法人もあります。
実際に各地のNPO法人が不正や違法行為で、摘発されています。
くれぐれも、ご注意ください。
当方のご相談者はすぐさま契約を破棄し、別のホームに入居しました。