○日本人の特性
相続の遺産分けの際に、分け方が決まっていない場合に他人を参考にすることがあります。
「他のケースでは、どうしていますか?」
と、質問を受けます。
他人と同じを好むのは、日本人の特性だと本で読んだことがあります。
外国人の方が関係する相続は稀にしか扱いませんが、たしかに日本人は他人を気にする傾向が強いように思います。
○実際の遺産分割は
遺産分割の実際ですが、特に争いがなければ、法定相続を基本にして分けられる方が多いです。
法律で決まっている持分だと、皆が納得しやすいのでしょう。
法律で基準を定めると、それが目安になるものです。
あとは、配偶者が全部相続するケースが多いです。
こちらは、昔からよくあるパターンです。
○争いになるには、稀
相続人間で口での言い争い、意見の相違が起こることは、よくあります。
しかし、調停や訴訟にまで至るのは、ほんの一部にすぎません。おそらく全体の数パーセントくらいでしょう。
メディアで専門家が紛争をクローズアップすることがよくありますが、日本人の国民性として紛争は好みません。
ただし、ほんの一部にすぎない争いですが、どこの家庭で起こるかはわかりません。そのため、元気なうちからの相続対策が必要になります。
そこが、相続対策の難しいところです。