まずはセミナーなどで成年後見制度を知ることから
認知症の方が増えているためか、成年後見制度のご相談が増えています。
成年後見制度について知りたいと、セミナーや講演のご依頼も多くなっています。
いきなり専門家に相談に行くのはちょっと躊躇いがあるが、セミナーや講演形式でなら聞いてみたいとお考えになるのでしょう。
最近では、自治会や地域の婦人会などからもお声かけをいただいています。
特に身寄りがない、いわゆる、おひとりさまの方の関心が非常に高いようです。
セミナー終了後などに、自身のこととして、ご質問をよくお受けします。
認知症への備えも、元気なうちが基本です。
思い立ったら、セミナーや相談会に参加してみてください。
成年後見の費用について
成年後見制度の利用について、躊躇う方が多いです。
申立費用もさることながら、専門職後見人等に支払う報酬が高いと思われるようです。現時点で何も困っていない方であれば、そう思うのも理解できます。
ただ、人はいつどうなるかわかりません。判断能力が低下するかどうか、その時期もわかりません。
私は、後見は保険のようなものだと考えています。
自分が認知症などで判断能力が低下した際に、守ってもらえます。
いざという時の、保険のようなもの。
自分が病気になった時のために、民間保険に加入します。
病気にならなければ不要ですが、加入していると何かの際の備えとして安心です。
後見制度も、詐欺や虐待などの被害に遭わなければ不要かもしれませんが、判断能力が低下した方は被害に遭い易いものです。
そのための備えとして考えれば、見方も変わるのではないでしょうか。
