事例紹介

当事務所が今までに手がけた事例の一部をご紹介いたします。ご参考になればと思います。

Mさまには妻と4人の子供がいますが、妻が他界した後、子供たちとは関係が悪化し、疎遠になっていました。
4人姉妹は皆が嫁いでおり、遠方に住んでいます。
Mさまや奥様のお墓や供養など、いわゆる祭祀承継を期待できません。唯一、近くに住んでいる孫のみが、Mさまと交流があり、何かと気にかけてくれていました。子供の頃から、何かと可愛いがっていたのも、あります。
Mさまはご自身に何かあった時、お孫さんにすべてを託したいと考えて、当方にご相談に来られました。

当事務所のサポートとしては、公正証書遺言作成支援一式をしました。孫にすべてを託し、M家のお墓等の世話も頼むために孫に遺産の多くを遺贈し、娘たちの遺留分に配慮もしました。Mさまは延命治療も拒否されていますので、尊厳死宣言書も作成しています。
Mさまの願いを付言事項に多く記載し、完成させています。
遺言執行人も当方が引き受けていますので、何かの際には遺言内容を真摯に実現します。

私の祖母は神戸市に居住しています。父母は既に亡く、唯一の肉親ですが、私は仕事の関係で東京に住んでいます。
長年、年に一度くらいは神戸に帰り、祖母に会っていました。
ですが、私も東京で家庭があり、頻繁には会いに行けなくなっていました。
そんな時に、祖母が認知症になりました。初めのうちは介護サービスなどを利用して何とか生活できていましたが、祖母は金銭の管理が難しくなり、夜に出歩くようになりました。度々、私に関係機関から電話がありましたが、とても対応できませんでした。そのため、先生にご相談しました。

ケアマネジャーから先生をご紹介して頂き、成年後見人を立てることを決めました。後見人は、認知症や障がい者との関わり経験豊富な先生が、引き受けてくれたので非常にありがたかったです。
おかげさまで、現在は先生が祖母の後見人になり、金銭の管理や手続などを支援してくれています。
本当にありがとうございます。