Q. 保険会社が、勝手に医師と面談しています。治療の打ち切りをされると困るので、どうしたらいいでしょうか？

A. 保険会社の担当者に、本人立会いでなければ医師と面談しないように要求し、医師にもそうお願いしてください。

事故後、任意保険が一括対応する際に、保険会社の担当者が医師と面会してケガの状況などを確認してもいいという同意書の提出を求められます。

被害者の多くは大したものではないと思って提出してしまいますが、自分が知らない間に、保険会社の担当者と医師が治療の経過や見通しを話しているのですから、いつ打ち切られるかと不安になるのも理解できます。

実際に、知らない間に、担当者と医師が治療終了時期の目安を決めていて、困った被害者の方がいました。

同意書を提出する際には、渡されたものをそのまま提出せずに、文言を訂正することもできます。

A. 保険会社の担当者は、傷害部分の示談を先にしようとします。

金銭的に厳しいのであれば、それでもいいのですが、お急ぎでなければ後遺障害の結果が出てからまとめて示談交渉に入るといいと思います。

なぜなら、後遺障害の結果によって、傷害部分の示談金も変わることがあります。

ただ、傷害部分を先に示談をすれば、示談金が入ってきますので働けない状況の方にとっては生活が助かるものです。

ケースバイケースで、ご判断ください。