運営:行政書士馬場法務事務所(immigration lawyer office)
〒653-0041 兵庫県神戸市長田区久保町6-1-1-202
(各線新長田駅徒歩7分 駐車場:近隣にコインパーキング多数あり
受付時間
9:00~18:30
定休日:日曜、祝日
(事前予約で休日、夜間対応可)
過失割合については、市販の交通事故本や『民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準』全訂4版を購入することで、定型的な自動車対自動車、バイク対自動車といったケースごとに割合が示されており、過失の増減についても詳細に記載されています。
ほとんどのケースでは、このような書籍を購入することで過失を調べることができます。
しかし、プロが過失で争う場合の方法をお教えしたいと思います。
まず初めに、実況見分調書を閲覧しに行きます。
その方法ですが、ご自分の事故を管轄している警察署(事故証明書に記載されています)に行き、事件の送致日時と送致番号、送致した検察庁を教えてもらいます。
そして、管轄の検察庁に行きます。そこで、受付で交通事故の実況見分調書を閲覧に来たことを伝えますと、係りに案内してくれます。
検察庁によって扱いが異なりますが、持ち物としては事故証明書、身分証明書、印鑑などがあれば大丈夫だと思います。
ご不安であれば、事前に確認してから出かけてください。
実況見分調書を閲覧したら、ほとんどの検察庁では謄写(有料です)をしてくれますので、お願いしてください。
謄写した実況見分調書には、実況見分の様子が詳細に地図に書き込まれています。写真も付いていますので、現場の様子がわかります。
相手はこちらにどの時点で気づいていたのか、そしてこちらはどの時点で気づいていたのか等々が明確になります。
その辺りの情報を読み取って、相手の過失を高める材料と、自分の過失を低める材料を探してください。
少し難しいかもしれませんので、謄写した実況見分調書を持って交通事故専門の行政書士や弁護士等にご相談に行かれてもかまいません。
ただし、この実況見分調書も全て正しいとは限りません。
警察官もいろいろです。能力の高い方もいれば、低い方もいらっしゃいます。
ですから、ご自分の記憶と実況見分調書が大きく異なる時や、疑問点がある場合には、実況見分調書が間違っていること(あまり真剣に実況見分調書を書かない、能力的に書けない警察官もいます)もあることを覚えておいてください。
実況見分調書が間違っている場合には、法律家やプロの鑑定人を雇う等の対策が必要になってきます。
過失割合について、別冊判例タイムスや書籍、実況見分調書、現地調査によってご自分に有利な証拠が得られたら、保険会社と交渉することになります。
もちろん、いろいろ調査した結果、ご自分の過失のほうが大きかった場合、自分に不利なことは黙っておいたほうが得です(笑)。
保険会社との交渉ですが、保険会社も判例タイムスで過失を決めていますので、まずは、どういう判断をしたのかを、相手の根拠を聞き出してください。
聞き出した内容を調査し、保険会社の根拠をつぶしていきます。
最初は事故の担当者との話し合いになると思いますが、話にならなければ営業所の所長と話をつけるのが一番早いです。
ただし、感情的になって怒ったりしてはいけません。そうなってしまうと、保険会社の顧問弁護士が出てきて、話がややこしくなるからです。
あくまでも交渉ですので、過失割合で保険会社との交渉がうまくいかなければ、後の示談の際やあっせん機関、最終的には訴訟での解決となります。
こちらのページを読んだ方には、下記のページもよく読まれています。ぜひご一読ください。
お電話でのお問合せ・相談予約
<受付時間>
9:00~18:30
※日曜、祝日は除く(事前予約で休日、夜間対応可)
フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。
〒653-0041 兵庫県神戸市長田区久保町6-1-1アスタくにづか4番館202
各線新長田駅徒歩7分
駐車場:近隣にコインパーキング多数あり
9:00~18:30
日曜、祝日(事前予約で休日、夜間対応可)